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タルト・タタンとは
タルト・タタンは最近フランス料理のコースのデザートとして日本のお店でもよく出されるようになりました。もともと出されていたのかもしれませんが、タルト・タタンという名前ではなくリンゴのタルトという名前で出されていたかもしれませんね。このタルト・タタンの最大の特徴は、一度ひっくり返して焼き上げる、ということです。普通のタルトは、タルト台にアーモンドクリームを流して焼いたアマンディーヌにフルーツをのせたり、タルト台にカスタードクリームをのせてフルーツを飾ってそのままカットして出されますが、タルト・タタンはタルト台に煮リンゴを敷き詰めて焼き、それをひっくり返してしまうのです。裏返しになって煮リンゴが鉄板に直接付いて焼けてしまうことから、その部分がカラメル状になってカリカリとした歯ごたえと、ちょっとした苦味、キャラメルの良い香りが付く訳です。
災い転じて福となす?
実はタルト・タタンには逸話が残っていて、田舎町でリンゴのタルトを焼いていた姉妹がオーブンから出す時に、タルトをひっくり返して天地逆にしてしまいました。ところが、食べて見るといつものタルトよりもキャラメルのアクセントがプラスされて美味しかったことから、一度ひっくり返す、という作業を加えたと言うのです。災い転じて福となす、ということわざがぴったりのフランス伝統菓子ではないでしょうか。