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- ヨーロッパのお菓子の歴史
- 7世紀
ハチミツから砂糖への移行
7世紀に入ると、それまで甘味の中心的な役割をしていたハチミツから砂糖へと移り変わっていきます。当時はイスラム世界でサトウキビが多く作られ、さらにサラサラと乾燥させることで、長期の保存ができるようになりました。このため、戦争や遠征によって周辺各国へと渡った兵士たちによって砂糖は広まったのです。イスラム各国から地中海沿岸諸国、そしてヨーロッパへと伝わりますが、ヨーロッパにサトウキビの栽培や砂糖の製法が持ち帰られて伝えられたのは、13世紀以降のことでした。
砂糖と香辛料がヨーロッパへ
13世紀まで十字軍とイスラム教との聖地の取り合いは続きますが、その間には兵士たちのほか、多くの商人も行き来することになりました。多くの人々の往来は、お互いの国の良いものを流通させ発展させる効果ももっていました。そのため、十字軍の遠征とともに東方へと渡った商品たちは、ヨーロッパにはそれまでなかった砂糖や香辛料などを持ち帰りました。当時の砂糖や香辛料は貴重で数も大変少なかったので、ほとんどが上流階級やお金持ちのみが手にできる贅沢品で、今のようにお菓子に使うのではなく、薬や強壮剤として利用されていました。また、この時期には、長期保存ができる砂糖漬けにされたオレンジやアプリコットや、ソバの実なども一緒に持ち込まれ、のちのタルトやパウンドケーキ用の砂糖漬け果実やガレットと呼ばれるソバ粉のクレープなどの原型となるものが作られるようになりました。