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- ヨーロッパのお菓子の歴史
宗教との強いかかわり
フランス菓子の話しをする前に、まずはヨーロッパ全体のお菓子の歴史について触れておきましょう。ヨーロッパの歴史や文化、食生活はそのほとんどが宗教と密接なかかわりがあります。宗教とともにその歴史は始まり、進化しているのです。お菓子も同様に、宗教をめぐった争いや侵攻によって他の国へと伝えられてきました。4世紀から7世紀までの時代は、一般庶民がお菓子を作るようなことはなく、お菓子作りは大きな土地を持ち勢力を伸ばしていた領主の家や、大きな修道院のみで作られていたようです。現在のように砂糖がまだ庶民の間には流通していなく、またオーブンという設備もなかったので、普通の家庭でお菓子を作ることはありませんでした。この時代の甘いものというと、フルーツを煮詰めたものや、ハチミツが代表的なものでした。
7世紀までに作られた焼き菓子
では、お菓子を焼くことができた領主や修道院ではどのようなお菓子が作られていたかと言うと、主にキリスト教に関連したお菓子が中心となり作られ、伝統菓子へと発展していきました。その代表的なものが、アーモンドクリームをパイで包んだフランスの伝統菓子の「ガレット・デ・ロワ」やキリスト教のお祈りの後に信者が口にする薄いウエファースのようなパン「オスティ」などで、現在でも伝統菓子として受け継がれています。